「プリンターはインク代が全てである。」
家庭用プリンターのデメリット。それはインク代が高いところ。
買ったプリンターの本体代金よりインク代の方が必ず高くなる。
決してインクを安いと思って買った人はいないんではないでしょうか。
プリンターメーカーはインクで儲けるので、本体を安くお客様に提供して後でインクでがっぽりのスタイル。
インクカートリッジ一箱5000円〜7000円で買う、そしてすぐ無くなる。
一体何枚印刷できていたかと不満が出る。
ましてやプリンター代金が安いプリンターほどメーカーはコストを高くする傾向にある。
インクを単色で交換したらすぐに違う色がなくなって交換しろと促される。
1本でも交換すると全色充填・クリーニングに使うので他の色も減ってしまう。
それ以外にも電源つけると勝手にクリーニングし出すし、黒でしか印刷しないのに他の色も減っている。
交換の手間があるからと言って大量にインクをストックしておいても、本体が壊れて買い換えると同じインクはもう使えなくなっているし、互換インクを使うとプリンター本体に脅されるし、壊れてしまうリスクもかなり上がる。
インクによってこんなにも不満や問題が出る。
これだけ聞くと、プリンターを買いたくなくなる。
だが、その不満全てを解決したプリンターがある。
それが「大容量タンク式プリンター」である。
1番有名なものがエプソンから販売されているエコタンク搭載プリンターです。
インク代が今までの90%カットしていてケタ違いにインク代が安い!と言ううたい文句で販売されている。
嘘でもなんでもなく、事実です。
インク1回充填すればカートリッジタイプとは比にならないくらい長持ちするので、交換の手間もほぼなくなる。
なんと6000枚の印刷ができるんですよ。下手すると数年持ちます。カートリッジだと400枚程度しか印刷できないので長持ちの度合いがヤバいです。
最初からこういうプリンターを出して欲しかったですね。
このページでは、エプソン、キヤノン、ブラザーの家電量販店の販売のある家庭用プリンターの低インクコストのタンク式のプリンターを記事にしています。
目次
大容量タンク系のプリンターは2種類ある
とにかくインク代が安い!機能を落としてコストカット
ズバリ!インク代が従来のプリンターの90%カットしている。
とにかくインク代を徹底的に安くしたモデル。
ジャンジャン印刷したい人や、交換の手間をほぼ無くしたい方にオススメのタイプです。
A4カラー文書12円が0.9円!
A4モノクロ文書3〜5円が0.4円!
ただし、機能面や画質などはカートリッジタイプに劣ります。
例えば、従来のプリンターとの比較でEP-882AとエコタンクEW-M630Tと比較してみると、4色タイプなので写真画質が6色タイプと比べて落ちる。写真印刷時のスピード遅い。液晶モニターが小さくボタン式のために、大画面タッチパネル液晶と比べると使いにくくなる。SDカードやUSBメモリスロットがない。など、性能や機能を少なくしている分インク代を徹底的に落としたプリンターです。
タンク式プリンター第2世代!ちょっとインク代が上がるが機能、画質、使いやすさ向上
EW-M752Tを例にとってご案内します。
桁違いにインク代が安いモデルは3年前くらいからあリました。
2019年9月に新しく発売されたタンク式EW-M752Tはバランスががなりとれたプリンターです。
インク代はタンク式の中ではちょっと高く設定していてA4カラー文書は2.7円。その代わりに本体性能が大幅にアップしています。
今までのタンク式プリンターは4色しか販売されていなかったので、インク代が安いメリットはあるが、写真画質があんまりというのが問題点でした。
そこを改善したモデルがEW-M752Tです。インク構成は5色タイプで写真もキレイになりました。文字用インクの顔料も採用して黒文字は滲みにくい。そして、液晶モニターも今どきの大型タッチパネル液晶を採用しているので操作のしやすさ・見やすさのユーザビリティーが向上。USBメモリスロット機能も充実。
タンク式プリンターは筐体が大きくなる傾向にありましたが、コンパクトサイズを実現。
文句なしのプリンターになっています。
インク代で言えば少し上がってしまったのはマイナス点ですが、カートリッジのプリンターが12円に対してタンクが2.7円。約70%のカット!このコスト比でも十分安いのは感じるでしょう。
カートリッジタイプとのコスト比較
ここではインク代の比較を徹底的に行っていきたいと思います。
比較例として通常のカートリッジタイププリンターはエプソンEP-883A。
タンク式プリンターはエプソンエコタンク搭載プリンターのEW-M752T。
1枚の単価
・カラー文章
EW-M752T | 2.7円 |
EP-883A | 12.0円 |
・L版写真
EW-M752T | 8.4円 |
EP-883A | 20.6円 |
インク値段と印刷枚数
EW-M752T | 3000円 | 約 1000枚 |
EP-883A | 6243円 | 約 450枚 |
よく使うであろうカラー文書やカラーコピーの1枚単価は通常のカートリッジタイプと比べると7割ぐらいカットされています。
インク代も1箱買うのに半分の代金にもかかわらず、印刷できる枚数はなんと2倍になる。
この値を見る限りなぜ今までこういうプリンターを出さなかったのか疑問になるが、間違いなく今までのカートリッジプリンターはインクビジネスなんですね。
本体値段とインクコストのトータルコストが大事
ただし、インク代が桁違いに安いからと言っていいことばかりではないです。それは本体の値段がカートリッジタイプよりは高くなってしまうことです。
そりゃそうですよね、だって、カートリッジタイプは後でインクで儲ける分、最初の本体の値段を安くできますからね。
では先ほど比較したEP-883AとEW-M752Tの値段を見てみよう。
EW-M752T:39,900円
EP-882A:32,400円
タンク式プリンターは1万円ぐらい割高になってしまします。
ただし、本体の値段だけではなく初期同梱のインクの話をすると、カートリッジタイプEP-883Aは初期同梱インクがお試しサイズの為、予備インクが必要となりますので本体と一緒に予備カートリッジ代を足す必要があります。
一方、タンク式プリンターEW-M752Tに関しては初期同梱のインクは充填用に使われてしまうことを考えると、購入した容量とは異なり印刷できる枚数が少なくなってしまいますが、約300枚程度印刷できるので、買わなくても良いことを考えて計算してみます。
プリンター本体の値段(32,400円) + 初めに買うインク1箱(6,243円) = 38,643円
となります。
といこうとは、もう1セット購入するのなら、本体代とインク代のトータルコストはエコタンクの方が安くなってしまします。
プリンター本体の値段(32,400円) + 初めに買うインク2箱(6,243円×2) = 44,886円
私の考えでは「買ってから壊れるまでの間にカートリッジ2箱以上使っていた人は断然タンク式プリンターがオススメ」です。
というか、年1箱買ってる人でも2年使えばもとは取れるので、ほとんどの人がタンク式プリンターを買った方がいいと思います。
プリンターは本体代金とインク代がかかるので、トータルコストが重要になります。
トータルコストをしっかり見極めて良いプリンターを選んでくださいね。
タイプ別のオススメ
ここからは各社メーカーから販売されている大容量タンク式プリンターのオススメを紹介させていただきます。
タイプ別に紹介していきますので、自分にあったプリンターを選んでください。
A4カラー複合機(スキャン、コピー、プリント)
EW-M752T
エコタンク搭載プリンターの中では買いやすい価格帯で、機能性や画質面でも納得できる内容。5色のインク構成で写真や年賀状のカラー画質もトップクラスなので、文章・写真のどちらも得意なオールマイティプリンター。液晶タッチパネルも全メーカー通して1番大きく見やすいパネルを採用している。私個人が今までのプリンター史上1番にオススメしたいモデルです。買って損は絶対にしないでしょう!
EW-M630T
EW-M752Tと比べると4色インクの構成になり、カラー画質が落ちたり、液晶パネルも小型になるデメリットはあるものの、インク代が桁違いに安いプリンターでモノクロ文書0.4円、カラー文書0.9円。初めに同梱されているインクで6000ページ印刷できるのもメリットです。
DCP-J988N
スキャンコピーができるA4カラー複合機の中では本体価格が安く、購入しやすいモデル。インク代は他のメーカーのタンク式と比べると多少高いものの、性能と価格でオススメできます。
A4カラー単機能プリンター
G5030
タンク式プリンターA4カラー単機能モデルはキヤノンからのみ販売されています。G5030は前面給紙を採用しており前面に給紙のトレイがあるので用紙をしまっておける。両面印刷も対応しているので文章印刷にはぴったり。WiFi接続の機能も搭載されているのでパソコン、スマホ、タブレットを無線で印刷ができる。
G1310
カラー複合機シンプルモデル。両面印刷やWiFiなどの機能はない分、本体の値段が安いモデル。とにかく本体代金も安くしてインク代も安くしたい方はオススメの機種。
A4モノクロ複合機(スキャン、コピー、プリント)
GM4030
モノクロしか出力できないが、スキャナーコピーも対応。前面給紙で紙を閉まっておける。ADF機能もあるため、まとめてスキャンやコピーができるのでビジネス用途の方にとっては効率が良く使えるプリンター。
PX-M270T
フェイスダウン排紙を採用しているのでコンパクトなままプリンターを使用できる。カラー液晶モニターがあるので設定やエラー表示なども見易く、使いやすい。
A4モノクロ単機能プリンター
PX-S170T
シンプルなモノクロ印刷のみのタンク式プリンター。幅375mm、奥行き267mmの超コンパクトサイズなプリンター。家庭用や個人デスクに置いて使うのにも省スペースなので嬉しい。小さいプリンターが欲しい方にオススメ。
GM2030
サイズは大きくなるが、前面給紙を採用していて用紙を前面トレイに入れておける。両面印刷も搭載しているので文章印刷には良いプリンター。
FAX付き
MFC-J1500N
FAX付きの大容量タンク式プリンターはブラザー以外は値段がかなり高いが、ブラザーは価格設定が安く買いやすい。FAX機能面でも優秀でPCファックス送受信機能や見てから印刷などの機能も充実している。FAX付きならMFC-J1500Nがオススメ。
EW-M670FT
本体値段は高いが、インク代はブラザーのMFC-J1500Nよりも安い。カラー文書0.9円、モノクロ文書0.4円でインク代をとにかく落としたい機種を選びたい場合はEW-M670Tがオススメ。
G7030
各メーカー大容量タンク式プリンターを販売しているが、FAX付きは弱い。液晶モニターもないの操作面も悪いし、FAX機能面も他の2社に比べると機能が少ない。インク代はエプソンEW-M670FTと同じだ。
FAX・電話付き
MFC-J1605DN
電話子機付きのプリンターはブラザーのみが販売。その中でも大容量タンク式はMFC-J1605DN一択です。
A3
EW-M5071FT
スキャン、コピー、プリントがA3対応。ビジネス用途に分類されるのでFAX機能まで対応。ボトルでインクを注入するタイプなので1度に継ぎ足すと6000ページの印刷が可能。
EW-M970A3T
スキャンコピーはA4までで、印刷のみA3印刷が可能なプリンター。本体サイズも小さめなので印刷さえA3ができればいいという方はEW-M970A3Tがオススメ。インク構成は5色を採用しているので写真や年賀状も高画質に印刷が可能できるの大きく引き伸ばしてA3の写真印刷をしたい方にもオススメ。
まとめ
タイプ別に大容量タンク式プリンターをオススメしてきましたがいかがでしょうか?
本体代金は少し上がってしまいますが、インク代が劇的に下がるのでとてもオススメになります。
今までインク代で困っていた人や、これからたくさん印刷がある方にとってはメリットになるので検討するのがいいでしょう。
大学生や仕事などでとにかく文章の印刷が多い場合は、とことんインク代を落としたEW-M630Tがいいでしょう。
家庭用で写真画質、文章印刷の両方がメインの方はEW-M752Tが1番のオススメになります。
いずれプリンター業界も大容量タンク式プリンターがメインになるでしょう。
まだ今までのカートリッジタイプのプリンターを使っている方も、インク代のことを真っ先に考えて切り替えてしますのもいいと思います。
きつい言い方かもしれませんが、
「プリンターメーカーにインク代をたくさん支払いたい」なら、今まで通りのカートリッジタイプでいいと思います。
そんな人はいないはず!
是非この機会に大容量タンク式プリンターでストレスのないプリンターライフを!