2020年の発売で現在販売されているプリンターで人気の機種はキヤノンTS8430とエプソンEP-883Aが上がります。価格帯も性能もほぼ同等クラスとなっている為、どちらを選ぼうか迷ってしまいます。同じくらいなら好きなメーカーで選んでもいいと思いますが、機能、性能や仕様を調べていくと意外に大きな差があります。ユーザーがよく使う項目で比較していますので、みなさんのプリンター選びの参考になると思います。しっかりと読んでみてください。
目次
TS8430とEP-883Aを徹底的に比べる
それでは実際に比べていきます。かなり細かい視点で比較していきますのでプリンター選びに参考になると思います。
今回の比較項目は全部で8つです。
・デザイン、コンパクトさ、スマートさ
・文書印刷
・写真印刷
・ファーストプリント
・印刷スピード
・インクコスト
・操作パネルの見やすさ、使いやすさ
・スマホの使いやすさ
以上になります。
人によってプリンター選びに重要な部分は変わると思いますので、気になる箇所はしっかりとチェックしておいてください。
徹底比較!!
それではこれらから細かい比較を行なっていきます。重要な項目や意外にユーザーが買うときに気にしていなかった部分で使ってみたら不便だった盲点な箇所などをまとめています。
デザイン、コンパクトさ、スマートさ
プリンターは大きいからなるべく小さくしたい!というのは当たり前のことですね。ここでは使っていない時とプリンター使用時の2パターンで比較しています。どちらも重要なことだと思います。
デザインに関しては人それぞれ好みがありますから、デザイン重視で一目惚れするほどのプリンターが有れば一択でいいと思います。
結果から言うとコンパクトさやスマートさで言えばズバリ、エプソンEP-883Aに圧倒的軍配が上がります。
まずは使わないで据え置きしている時のサイズです。
サイトに記載のある仕様には
据え置き時サイズ(仕様)
・キヤノン TS8430のサイズ
横幅373mm × 奥行き319mm × 高さ141mm
・エプソン EP-883Aのサイズ
横幅349mm × 奥行き340mm × 高さ142mm
となります。
ただしメーカーさんが仕様にサイズを書いていますが、実際に置いてみるとサイズは違っていました。TS8430のサイズの話になりますが、仕様に書いてあるサイズは、紙を入れる給紙トレイ部分が出っ張っていない状態のサイズになります。A4用紙を閉まった状態では実際のサイズは3センチほど大きくなります。
以下、実際に自分が実測した「使わない時のサイズ」です
据え置きサイズ(実測)
・キヤノン TS8430のサイズ
横幅373mm × 奥行き350mm × 高さ141mm
・エプソン EP-883Aのサイズ
横幅349mm × 奥行き340mm × 高さ142mm
あとはプリンターを実際に使用している時のサイズにも大きな違いがあります。
エプソンEP-883Aは全ての用紙を前面トレイから給紙ができるので、排出トレイ部分が延長するだけで済むのでコンパクトなままです。
キヤノンTS8430については前面トレイは普通紙のみ入れておける仕様の為、その他の用紙は背面給紙を利用します。背面給紙を利用すると言うことはプリンター背面のガイドを立てる必要が出てくるために奥行きと高さのスペースがかなりとられてしまいます。
実際に自分が実測した「プリンター使用時のサイズ」です。
印刷時のサイズ(実測)
・キヤノン TS8430のサイズ
横幅373mm × 奥行き610mm × 高さ300mm
・エプソン EP-883Aのサイズ
横幅349mm × 奥行き500mm × 高さ142mm
この数値を見ると使用時のサイズには大きい差がある事がわかります。キヤノンTS8430はエプソンEP-883Aに比べて10センチ以上も手前に引く必要があります。プリンターを部屋の壁面に寄せたままで使用可能なのはエプソンのEP-883Aとなり、かなりコンパクトなまま使用する事が可能です。キヤノンTS8430の場合は背面にスペースを開けておく必要があったり、もしくは背面置きしたい場合は使うたびに、設置場所の移動をしなくてはならないので設置面積を広くとっておかなければなりません。
TS8430は背面給紙の為、奥行きと高さが必要になります。
スマートさとしてもエプソンがオススメです。
筐体は紙を収納していても、突起物がないままスマートです。
キヤノンのプリンターは紙の収納をすると前面トレイが出っ張ってしまいあまりスマートではありません。
そうした結果、プリンターのコンパクトさ、スマートさはエプソンが圧倒的に有利な結果と判断しました。
コンパクトで小さいプリンターをお探しであればEP-883Aがオススメです。
デザインに関しては好みもありますのでなんとも言えませんが、キヤノンTS8430もエプソンEP-883もブラック、ホワイト、レッドの3色展開。
キヤノンがかっこいい感じの印象で、エプソンが可愛い感じと言ったところでしょうか。
ここで話に上がった給紙方法の違いを詳細に説明しているページもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
文書印刷
文章印刷時には違いがあります。
まずはインクの種類についてからお話しします。インクには染料インクと顔料インクの2種類があります。
染料インクは発色性が良い為、主に写真などで使っています。文字印刷でも使われますが、水に滲みやすいので雨などで濡れてしまう現場などで使う文章印刷には向いていないと言えます。対して顔料インクは水に強く滲みにくいので文字印刷には向いていると言えます。
実際に文章の印刷をして水をかけてみました。
キヤノンTS8430では黒のみ顔料インクを採用しているので、印刷した文章は水をかけても滲んでいませんが、エプソンEP-883Aは黒は染料インクの為に滲みがあります。
ただし、TS8430もEP-883Aもカラーの印刷(文書、写真)は染料インクを使用する為に滲みやすくなっています。
次にラインマーカーを引いてみます。レビューなどではラインマーカーを引いて滲んでしまったり、黒く文字部分が引っ張られてしまうとの事でしたが・・・
実際にラインマーカーを引きましたが、滲みは染料も顔料もほぼありませんでした。
ただし、印刷後すぐにラインマーカーを引くと、インク自体が乾き切っていないために、顔料インクでも滲みました。
以下の画像は水に強い顔料インクで印刷後すぐにラインマーカーを引いてみた画像です。
なので、しっかり乾いている状態の文書では顔料インクも染料インクもラインマーカーを引いたぐらいでは滲みの心配はないと思います。
TS8430もEP-883Aもカラーの文字は染料で水に弱いですが、黒文字だけでも水に強い顔料インクを採用していて欲しい方はキヤノンのTS8430がオススメになりますね。
ちなみに文章印刷しかしなくて、どうしてもカラーの水による滲みが気になると言う方は全色顔料インク対応のビジネスインクジェットプリンターをオススメします。
写真印刷
デジカメや一眼レフなどで撮った写真やスマホで撮影した写真も印刷出来ます。出来るだけキレイな画質がいいですよね。
年賀状なんかも印刷ができますので高画質な写真の印刷ができるものをオススメします。
ここではキヤノンTS8430とエプソンEP-883Aの画質を比べていきたいと思います。
まずはこの2つのインク構成です。
エプソンは写真印刷時にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ライトシアン、ライトマゼンタの6色での印刷になります。
キヤノンの場合はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、グレイの5色での印刷です。
上述しましたがキヤノンTS8430は文章専用の顔料インクを入れているために写真印刷時は5色になると言う事です。その為、インクの構成上インク数が多いほど画質がキレイと言えるのでエプソンの写真画質が有利と言う事になります。
プリンター解像度はどうでしょう。メーカーの仕様としては
プリンター解像度
・キヤノンTS8430
4,800×1,200dpi
・エプソンEP-883A
5,760×1,440dpi
この数値を見る限りではエプソンの解像度の方が高い事になるので、キヤノンよりも細かい印刷が可能と言う事になります。
ただし、実際の画質はどうなのか量販店に行き、印刷させてもらいました。
左の画像がキヤノンTSS8430で右の画像がEP-883Aです。
ちなみにこの画像は印刷後スマホで印刷したので比較がわかりづらいかもしれません。ごめんなさい。
どちらもキレイだと感じました。さすが2大巨塔メーカーの写真画質といったところでしょうか。
ただ、6色でのインク構成と高い解像度ということで、やはりエプソンの写真画質の方が色鮮やかに出てキレイな写真だと感じます。
個人的にはエプソンのEP-883Aに写真画質は軍配が上がります。
写真印刷が多い方はぜひEP-883Aを使ってみてください。
ファーストプリント
プリンターは電源をつけた後の1枚目の印刷が遅い。全体の準備が必要だったり、クリーニングが入る為ですが、この数値も早い方がいいに決まっていますね。急いでる時にコピーや印刷ががなかなかできないとかなりのフラストレーションになります。1枚目の印刷スピードの指標をファーストプリントと呼んでいます。ビジネスプリンターはこのファーストプリントがすごく早いのでオススメにはなりますが、家庭用のプリンターで人気のTS8430とEP-883Aはどうでしょう?メーカーの違いによってファーストプリントのスピードは変わってきます。実際に量販店で計測してきましたので動画を見てください。
印刷の条件は同じにしてモノクロコピー、カラーコピー を行いました。
ファーストプリント【モノクロ】
ファーストプリント【カラー】
この動画を見る限り、キヤノンはエプソンに比べて約2倍以上の時間がかかっています。
モノクロのファーストプリントではエプソンEP-883Aは約25秒なのに対して、キヤノンTS8430は1分以上かかっていて、その差は約4倍以上遅い。
カラーのファーストプリントにしてもエプソンEP-883Aは約35秒なのに対して、キヤノンTS8430は1分以上かかり、差も2倍以上です。
ファーストプリントでは圧倒的にエプソンEP-883Aに軍配が上がります。
電源を消したり、つけたりが多い方にはEP-883Aが向いていると言えるでしょう。
現在のプリンターの起動が遅くて困っている人や、不満がある人にもEP-883Aをオススメします。
印刷スピード
電源をつけてからの1枚目の印刷(ファーストプリント)違い、純粋な印刷スピードの違いになります。この数値は1枚目以降のスピードになるので大量に印刷が多い方にとっては早い方がオススメになります。
L版写真の印刷スピードはメーカーから出ています。
L版写真の印刷スピード
キヤノン TS8430:18秒
エプソン EP-883A:13秒
若干ではありますが、エプソンEP-883Aの印刷スピードの方が速いです。ただ、プリンター全体をみてもこの二つのスピードはトップレベルの印刷スピードとなっています。
続いて文章印刷のスピードですが、キヤノンは仕様に文章印刷のスピードを計測した結果が記載されています。
文章印刷のスピード
キヤノン TS8430:カラー 約10.0ipm モノクロ 約15.0ipm
エプソン EP-883A:公表なし
となっています。
エプソンEP-883Aについては文章印刷の数値の公表はしていないみたいですので、今回も文章印刷を実際に量販店に行き、印刷・計測してきました。
パソコンからのモノクロ文章印刷とカラー文章印刷です。6枚印刷をかけて1枚目が終わってから計測を開始して6枚目が印刷終了した5枚分の時間を測ります。
文書印刷スピード【モノクロ】
文書印刷スピード【カラー】
この動画を見る限りモノクロ文書印刷ではキヤノンTS8430の印刷スピードが速いです。
キヤノンTS8430は約23秒に対して、エプソンEP-883Aは約33秒かかっています。
ただし、カラーの文書印刷に対してはエプソンEP-883Aの方が約35秒と速く、TS8430が2分以上かかると言うかなり遅い結果になりました。
トータルで考えればどちらも五分五分と言ったところでしょうか?
インクコスト
さてインクのコストについてはどうでしょう。1番重要な事がインク代になるとは思いますが、結論から言うと「TS8430もEP-883Aもインク代は普通に高い!です。本体自体が手頃なプリンターになりますのでインクが高いモデルの仕様になっています。
インク代が圧倒的に安いプリンターを購入したい場合、大容量タンク式プリンターの購入がオススメになります。エプソンからはエコタンク、キヤノンからはギガタンクという名前で販売されています。気になる方はリンクを貼っておきますのでチェックしてみてください。
話が逸れましたが、一応TS8430とEP-883Aのインク代の比較を行っておきます。仕様にL版写真一枚分とカラー文書のコストが記載されていますので、明記しておきます。
インクコスト
キヤノンTS8430:L版写真18.1円 カラー文書 9.9円
エプソンEP−883A:L版写真20.6円 カラー文書 12.0円
若干でもキヤノンTS8430が安いです。
参考までに先ほど上述したタンク式プリンターでのインクコストは、A4カラー文書で0.9円になります。(EW-M630Tの場合)
桁違いに安くなります。なので、私から言わせればEP-883AもTS8430もインクコストはかなり高いのです。
操作パネルの見やすさ、使いやすさ
プリンター側の操作パネルは見やすく使いやすい方が良いと思います。操作パネルでは無線の接続設定をしたり、インク残量を見たり、コピーやスキャンの設定をしたり、写真の印刷設定をしたり、プリンターのメンテナンスをしたりと、意外にも操作する事が多くなる箇所だと思います。
画面が小さかったり、操作のUIがイマイチだった場合、使い勝手が悪くなってしまいストレスを感じてしまいます。
ここではよく使うパネルの操作を画像つきで評価していきたいと思います。
今やスマホなどは説明書なしの時代。電子機器を購入して説明書を見る人はほとんどいなくなっているのが現実です。それはUIやUXがしっかり整っていて直感的に理解できるシンプルな操作になっているから出来る事です。
ちなみにエプソンEP-883AもキヤノンTS8430も液晶画面の大きさは4.3型のタッチパネル液晶で同じ大きさです。
よく使う機能を比較しながら順番に見ていきます。
コピーの操作
エプソン EP-883A
キヤノン TS8430
正直な感想としてはキヤノンの画面遷移で「コピーの種類を選ぶ」のはいらない。よく使うコピーは標準的なコピーでほとんどの人が「フチなしコピー」や「枠消しコピー」などの選択はしないと思います。たまに行う特殊なコピーはエプソンのように、「いろいろ印刷」とかの別のカテゴリーにまとめておく方が使いやすい。
エプソンと比べて、たった一つの操作が増えるだけだと思うだろうが、毎回同じことをするとなると煩わしく感じるはずです。
その他、エプソンのコピー画面は詳細設定をタブの管理にしていて見やすいし、濃度の変更などのよく使う機能をメインのコピー画面に入れているのは好感が持てるUIであると感じます。
スキャンの操作
エプソン EP-883A
キヤノン TS8430
両者ともシンプルな画面遷移で無駄がなく、すごく使いやすいと感じます。エプソンはSDカードやUSBメモリに直接スキャンする機能を持っている。キヤノンはパソコンの電源をつけておけばメールに添付する機能がある。
インク残量の確認
エプソン EP-883A
キヤノン TS8430
インク残量を見る場合もホーム画面から直接アクセスできるのはエプソンのプリンターで、キヤノンの場合は1度インフォメーション画面を挟む事になるのでシンプルな遷移とは言えない。
WiFi接続方法
エプソン EP-883A
キヤノン TS8430
WiFiの設定になるとどちらも画面遷移は多くなってしまうが、わかりやすくなっているのつまずかずに設定を行える。多少キヤノンの方が画面遷移は多いが気にするほどではないと思います。
メンテナンス
エプソン EP-883A
キヤノン TS8430
プリンターのメンテナンスもたまに行う作業になりますが、どこにあるかわからない機種がありますが、どちらもわかりやすいと思います。
エプソンの場合はホーム画面にわかりやすく「プリンターのお手入れ」ボタンがあるのでより、シンプルになっている。
操作パネルを使った写真印刷
SDカードからの印刷で操作パネルを利用した方法で使いやすいのは、圧倒的にエプソンEP-883Aです。理由は「印刷したい写真の選び方」と「機能の差」にあります。
まず写真の選び方に関してはエプソンのプリンターは選びたい写真データをタップすれば、すぐに選択できます。
これは普通なら当たり前の選び方かと思いますが、キヤノンのプリンターの場合は違うのです。
印刷したい写真をタップするとその写真のデータが大きく画面に表示されます。
その後に枚数ボタンをタップして印刷する枚数の選択。
増やし終えたら画面下部の一覧画面ボタンを押して一覧表示を行う。
というかなり複雑な仕様になっています。
この時点でエプソンの使いやすさが圧倒的に優っていますが、さらに機能の差でも写真印刷におすすめな機能がたくさん付いています。
まずはインデックス印刷。一枚の用紙にたくさんの写真をサムネイルみたいに小さく一覧で印刷してくれる機能。
余白・余黒の設定の有無や太さの調整。写真の一括選択など、写真を印刷するには必要な機能が充実しています。
操作パネルを利用してプリンターを使っていく人や、コピースキャンが多い人、パソコンとは繋がないでプリンターを使用していく人にとっては操作パネルの使いやすさは重要だと思います。
キヤノンTS8430とエプソンEP−883Aで比較していくとエプソンEP-883Aの方が洗練されていて使いやすいと感じます。
操作パネルの使いやすさを重要視する人は是非EP-883Aを選んでみてはいかがでしょうか?
スマホ使いやすさ
最近ではスマホからの印刷やスキャンデータの転送など色々な事ができるようになりました。
スマホの操作に関してもわかりやすく使いやすい方がいいのは当たり前。スマホを使うからには機能もたくさんあった方が面白いし便利です。
スマホアプリの操作方法や機能も比較していきます。
画像で紹介していきますが、キヤノン、エプソンのスマホアプリはどちらも同じくらいに使いやすかったです。メインのホームによく利用する写真印刷や文書印刷があったり、スキャン・コピーも配置しているので操作に迷うことはないでしょう。
写真の作品印刷やレイアウト・コラージュなどは写真クリエイティブアプリが別に用意してありますので、それを使えば写真印刷だけではなく、色々なコンテンツの印刷がかけられます。
下記にクリエイティブアプリで出来る事をまとめたので気になる方はチェックしてみてください。
リンク ー スマホクリエイティブでできること ー
スマホ関連ですごいなぁ!と感心したことだけさらに追記しておきます。
エプソンEP-883Aはスマホアプリ内でメモリーカードアクセスが可能です。スマホにある写真をSDカードやUSBメモリーを使わずにバックアップできたり、逆にSDカード、USBメモリに入っている画像データをスマホに取り込む事ができます。パソコンいらずでバックアップできるのは素晴らしいです。
その他、スマホとプリンターを繋ぐ際にiPhoneであれば接続がカメラアプリだけでできるのでかなり簡単です。プリンター画面にあるQRコードをカメラで読み込むだけで接続完了するので、接続に不安がある方などにはオススメの機能です。
まとめ
どうでしたでしょうか?
購入時にあまり気にしていない部分や実際に使ったときに知り得る情報などの比較を行なっていきました。
初めにお伝えしましたが、ユーザーが気にする部分というのは人それぞれです。プリンターのサイズを気にする人もいますし、印刷スピードを求めている人もいます。
気になった項目をメインに考えるのもいいと思います。
今回私がこの検証、比較を行なって行く中では「エプソン EP-883A」の方がオススメだと思います。
なぜかと言うとEP-883Aはユーザーの使用環境にはかなり優しい設計、使用感だったからです。
プリンターのコンパクトさ、スマートさは1番と言っていいほど重要ですし、印刷が出てくる1枚目のファースプリントの値も早いのでストレスが少ないですし、操作パネルのユーザビリティもしっかりと考えられていると思います。
多少、キヤノンTS8430が有利な部分もありますが、それ以上にエプソンEP-883Aの方が全体的に優っていると言えるでしょう。
エプソン EP-883A
今回の検証でのトータルの評価が1番良いと思います。プリンターのサイズ感、使いやすさ、機能、ファーストプリントなど、キヤノンTS8430よりも一歩上をいく感じでオススメです。
キヤノン TS8430
キヤノンシリーズの中では1番の機種。性能と価格帯ではオススメのプリンター。キヤノン好きの人は是非このプリンターを選んでみてはいかがでしょうか?
今回は人気の2機種の比較を行なっていきましたが、その他にもプリンターはたくさんあります。
自分にあったプリンターを選んでみてください。
その他、用途別にオススメプリンターを紹介しています。
気になる方はチェックしてみてください。
※このページで使用しているサンプル画像やスピードテストはTS8330,EP-882Aであり、実際のTS8430やEP-883Aではありません。ただしインク構成や仕様が後継機種のTS8430,EP-883Aでも同じ為、前回のサンプルを使用しています。