2020年版エプソンのプリンターも新しく発売されました。
新商品については家庭用複合機やビジネスプリンター、エコタンクなどたくさんのラインナップが登場しましたが、この記事ではメイン機種であるカートリッジタイプの家庭用複合機の比較などを行って行きます。
今回のカートリッジタイプの家庭用複合プリンターは3機種になります。
性能の違いなどを比較していきますので自分にあったプリンターを選んでください。
目次
2020年の新製品
今回のエプソンから販売されたプリンターは上位モデルの「EP-883A」、性能をを一つ落とした「EP-813A」、下位モデルの「EP-713」の3つの機種です。
それぞれのポイントをまとめてみました。
EP-883A
EP-813A
EP-883Aのグレードが落ちるモデルで本体価格が少し安い。基本性能は似ているが、使いやすさが落ちる上にインク代が約1.5倍高くなるのが懸念点である。
EP-713A
とにかく本体の値段を安く購入したい人はこの機種がオススメ。インク代も高く、機能や使いやすさも1番劣ってしまうが本体値段の安さがメリット。
進化しているポイント
スマホ接続が非常に簡単になりました。
Bluetooth LE によるスマホ接続方法が可能になったことにより、プリンターにスマホを近づけてアプリからプリンター名を選択するだけで簡単に接続できます。今まで以上に接続が簡単で分かりやすくなっています。この機能を使えるのはエプソンの新製品のみとなっていて、スマホ接続に不安のある人はエプソンの新製品を選んでみてはどうでしょう。
ちなみに今まではプリンターの設定はパソコンとプリンター本体で初期設定をする必要がありましたが、エプソンのスマホアプリSmart Panelを使えば、スマホから全ての初期設定ができるようになります。チャット形式でセットアップの仕方をガイドをしてくれるので非常に分かりやすくなっています。
対応機種はEP-883A,EP-813A,EP-713A
オススメプリンターはEP-883A一択!
どのプリンターを選ぼうか悩んでしまいますが、筆者としてEP-883Aを買うのが1番賢い買い方だと思います。新製品の中では1番に本体値段が高くなってしまいますが、基本性能面や操作性、使いやすさの点では1番優秀になります。その他に重要な点としては大きなポイントとしてはEP-813、EP-713と比べてもインク代が安い事が挙げられます。プリンターは維持費としてかかるインク代が重要になってくることを考えれば1番のオススメポイントなのかもしれません。
ちなみにプリントの画質は全く一緒の6色タイプとなっています。
次の項目からプリンター性能の比較を行っていきます。より詳細な違いを比較してみてください。
EP-713Aの性能
新製品の中では1番の廉価版商品。6色のインク構成で写真も文章もキレイに印刷できる。コピー・スキャナーの機能も搭載しているが両面プリントは非搭載。給紙もカセット一段と複数の種類は入れられない仕様。SDカードからの写真ダイレクト印刷は対応しているがUSBメモリスロットは非対応。液晶モニターはカラーに対応しているが1.44型モニターの為、操作性は非常に難しと感じます。無線接続やスマホ対応はしている。インク代は高いが、基本的な機能は付いているのでとにかく本体の購入代金を安くしたい人にオススメです。
EP-813Aの性能
EP-713Aの上位版プリンターにあたる機種のEP-813A。同じく6色インクの構成で写真も文章もキレイ。EP-713Aの機能は全て入っており、さらに機能が充実して使いやすくなっています。自動両面プリントや前面カセット2段給紙、背面手差し給紙の搭載、印刷スピードが向上します。さらに、USBメモリスロットのダイレクト印刷に対応し、2.7型モニター搭載で操作性が向上しています。インクコストはEP-713Aと同じで高め。ある程度機能が充実している方がいい人にオススメの一台です。
EP-883Aの性能
家庭用複合機のハイスペックモデルの位置づけのEP-883A。A4複合プリンターの中で最もサイズが小さいのが特徴で置き場所に困らない設計。サイズの小さいプリンターをお探しならオススメの一台!6色タイプのインク構成で写真や文章を高画質に印刷が可能になりますし、プリンター操作も新製品3機種の中で最も使いやすい4.3型の大型液晶タッチモニターを搭載しているので操作に慣れていない初心者の方にも使いやすい。印刷時に排出トレイの自動準備機能も搭載しているので、プリンター準備の手間も省けます。その他の機能としてプリンター内のゴミ箱にあたる廃インク吸収パッド(メンテナンスBox)の交換も自分でできる仕様になっているので長く使える仕様になっています。インクコストとしては3つの新製品の中で1番インク代が安くなり、EP-813,EP-713と比べて約30%も削減できるのでなるべくコストを抑えたい人にはオススメです。もちろん無線接続やスマホ対応、自動両面プリントなどの機能も充実。
コスト、性能、使いやすさなど全てに対して優れているので、迷ったらこのプリンターがオススメです。
改善して欲しいところ
性能面では充実している印象なので問題はないですが、インク代はやはり気になります。エコタンク搭載プリンターがあるのでインク代が桁違いに安くなるプリンターとしてはそちらを選べばいいのですが、どうしてもカートリッジタイプのプリンターはインク代が高いです。エプソンに限った話ではないですが、プリンター市場全体でインク代を安くしていいただきたいです。切なる希望です。
-
桁違いに低コスト!大容量タンク式プリンター徹底比較
「プリンターはインク代が全てである。」 家庭用プリンターのデメリット。それはインク代が高いところ。 買ったプリンターの本体代金よりインク代の方が必ず高くなる。 決してインクを安いと思って ...
まとめ
新製品3機種のご紹介でした。6色タイプのインク構成で写真も文章もキレイに印刷できます。スマホの印刷対応もしているのでできる事が広がりますね。
今回の紹介の1番のオススメはEP-883Aです。プリンターは後で機能なので追加はできませんので、初めから使いやすく機能が良いモデルを選んでおくべきでしょう。
以下は今回紹介したプリンターのおさらいです。
EP-883A | EP-813A | EP-713A | |
本体価格(参考ヨドバシ10/22) | ¥35,750 | ¥26,950 | ¥20,350 |
インク構成 | 6色 | 6色 | 6色 |
L版インクコスト | 20.6円 | 29.5円 | 29.5円 |
A4カラー文書インクコスト | 12.0円 | 17.1円 | 17.1円 |
L版写真印刷スピード | 13秒 | 13秒 | 17秒 |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 349×340×142 | 390×339×141 | 390×338×163 |
液晶モニター | 4.3型タッチパネル | 2.7型パネル | 1.44型パネル |
WiFi接続 | ○ | ○ | ○ |
スマホ対応 | ○ | ○ | ○ |
スマホ簡単接続 | ○ | ○ | ○ |
両面プリント | ○ | ○ | × |
ディスクレーベル印刷 | ○ | ○ | ○ |
ダイレクト印刷対応 | SDカード、USB | SDカード、USB | SDカード |
給紙方法 | 2段カセット、背面手差し | 2段カセット、背面手差し | 1段カセット |
排出トレイ自動準備 | ○ | × | × |
交換式メンテナンスボックス | ○ | × | × |
今回紹介したプリンター以外にも新商品や用途別で様々なプリンターが販売されています。いろいろ探してみても良いと思います。今1番のオススメプリンターカテゴリーはやはり「大容量タンク式プリンター」でしょう。通常のカートリッジプリンターよりは本体代金が高くなりますが、インク代が桁違いに安くなります。気になる方は以下のリンクをチェックしてみてください。
-
桁違いに低コスト!大容量タンク式プリンター徹底比較
「プリンターはインク代が全てである。」 家庭用プリンターのデメリット。それはインク代が高いところ。 買ったプリンターの本体代金よりインク代の方が必ず高くなる。 決してインクを安いと思って ...
パソコンの対応OS
・Windows 10、8、8.1、7、Vista、XP(SP2以降)
・macOS 10.6.8以降